パーソルクロステクノロジー株式会社が運営するエンジニア向けオウンドメディア「i:Engineer 〜だからエンジニアっていいよね〜」で、東京科学大学の物理学者・山崎詩郎先生へのインタビュー記事を制作しました。企画から取材、撮影、執筆、編集まで担当しています。
テーマは、クリストファー・ノーラン監督のSF映画に登場する物理法則が、現実にも成り立つのか。『インセプション』のコマ、『インターステラー』の「1時間が7年」、『TENET テネット』の時間の逆行などを入口に、映画の面白さと科学の奥行きを一緒に味わえる記事を目指しました。
案件概要
| 掲載媒体 | i:Engineer(パーソルクロステクノロジー株式会社) |
|---|---|
| 元記事の公開日 | 2026年9月11日 |
| 記事形式 | 専門家インタビュー(対話形式) |
| 取材先 | 山崎詩郎先生(東京科学大学 理学院 物理学系 助教) |
| 担当範囲 | 企画・取材・撮影・執筆・編集 |
企画の切り口:映画の疑問から物理の面白さへ
i:Engineerの「オモシロ」カテゴリに掲載された本記事では、広く知られる映画を入口に、ブラックホールや時間の遅れ、エントロピーといった物理の話を掘り下げました。作品を観たときの素朴な疑問を、そのまま専門家に尋ねていく構成です。
山崎先生は『TENET テネット』の字幕科学監修に携わり、コマの研究・発信でも知られる物理学者です。『インセプション』のコマをめぐる話から始まり、『インターステラー』『TENET テネット』『オッペンハイマー』へ。作品ごとの問いをたどることで、難しい概念も読み進められるようにしました。

記事に表れた制作上の工夫
実物と写真で、抽象的な話を具体的に
『インセプション』に登場する立ちコマの動きは、山崎先生が実際に回した様子をGIFで紹介しています。エントロピーを説明する場面では、散らばったコマと並べたコマを写真で対比。言葉だけではイメージしにくい現象を、目でも追える記事になりました。
読者の疑問をそのまま質問に
対話形式の本文では、聞き手が分からなくなったところで立ち止まり、身近な例に置き換えて問い直しています。専門家の説明の正確さを保ちながら、読者がついていける順序とテンポを大切にしました。
作品を知らない読者への手がかり
作品ごとのあらすじを添え、冒頭にはネタバレへの注意を置きました。歳差運動や陽電子など、途中で出てくる言葉には注釈を加えています。映画ファンにも、物理に関心のある読者にも読みやすい形を意識した記事です。
担当者より
ノーラン作品は、観終わったあとに「あれは本当にありえるのだろうか」と誰かに話したくなる映画です。山崎先生の答えに出てくる「ただし」の先まで伝えることで、科学的な面白さと読み物としての面白さを両立させたいと考えました。
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