問題集

【問題集】文章の見直し時(推敲時)に注目すべきポイントをつかもう!


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「書いた文章を公開する前には見直し(=推敲)をしましょう」とよく言われます。しかし、具体的にどのような点に注意すればいいのかわからず、何となく読み返しているだけの人もいるのではないでしょうか。

 

今回は実際に文章の中から誤りを探すことで、推敲時に注目すべきポイントをつかんでください。

 

Q.以下の文章には、直さなければならない部分が4か所あります。どこを直すべきか答えてください。

 

読みやすい文章を書くために意識したいポイントを三つご紹介します。

一つ目は、1文を長くしすぎないことです。1文が長くなると、修飾語がどこにかかっているのかわかりにくくなったり、伝えたい内容がぼやけてしまったりします。したがって、短ければ短いほどよいというわけでもありません。あまりに短文が続くと、ぶつ切りのような印象になります。適切な文字数の目安をつかむため、自分が読みやすいと感じる文章の1文あたりの文字数を数えてみるといいでしょう。

二つ目は、読点や改行を適切に使うことです。読点は多すぎても少なすぎても読みにくくなります長い文章の場合は、話題が変わるポイントで改行しましょう。

以上のような店に気をつけて、言いたいことがスムーズに伝わる文章を書きましょう。

 

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【解答】

  1. 「三つ」→「二つ」
  2. 「したがって」→「しかし」「とはいえ」など
  3. 「読みにくくなります長い文章の場合は」→「読みにくくなります。長い文章の場合は」
  4. 「店」→「点」

 

【解説】

  1. 文中で紹介されているポイントは二つしかありません。加筆修正を繰り返しているとこうした数の矛盾が発生しやすいので、書き終えてから改めて確認するようにしましょう。
  2. 「1文が長くなると分かりにくくなったり内容がぼやけたりする」と「短ければ短いほどよいというわけではない」は順接の関係ではないので、「したがって」という接続詞は不適切です。
  3.  句点が抜けています。こちらも①と同様、加筆修正している間に誤って消してしまう場合があるので気をつけましょう。
  4.  同音異義語の変換ミスです。「店」「点」はいずれも「てん」と読めるため、漫然と読んでいると見落としてしまいます。漢字については、音として読むだけでなく文字にも注意しましょう。

 


投稿者プロフィール

編集長・清水
編集長・清水
編集プロダクション雨輝の編集長。文筆業一家に生まれ、初めて編集業務に携わったのは14歳。Webライターたちの質の低さに失望し、業界を底上げすべく2014年に編プロを設立。日々、Webと紙媒体の狭間で日本語にこだわり続ける。趣味は映画・ドラマ観賞と旅。海外ドラマを語らせたら三日三晩トークが止まらないので要注意。日本は1.5周済。ひそかに文学賞を狙っている。

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