ライティング

“なんでも書ける”ライターが今後生き残れない理由


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はじめまして。

この度はご提案文を読んでいただきありがとうございます。

Webライター歴3年の雨田晴男と申します。

これまでさまざまなジャンルで合計300記事以上を書いてきた経験からお役に立てるかと思い応募させていただきました。

これまで取り組んできた主なジャンルは、美容、健康、金融、IT、家電、漫画、アニメ、グルメ、占い、恋愛などです。これ以外のどのようなジャンルでも基本的にリサーチを行って執筆することができます。

SEOについても心得ており、何度も上位表示された経験もあります。

いままで納期を落としたことはございません。

執筆スピードも早いので大量発注も承ります。

ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

悪いことは言いません、もしのような提案文を書いていたらいますぐやめてください!「なんでも書ける」Webライターとして活動できる時代はそう長くありません。今はまだいいかもしれませんが、フリーランス人口の増加や経済状況などのデータから、副業やフリーランスの収入が下がっていくことが見えてきています。これからの本当にWebライターとして活動を続けていきたいのであれば、自分の強みを見直してみてください。

Webメディアが減少してく

ここ数年、国内のWebメディア(オウンドメディア)が増加しているように思われますが、これから間違いなく減少していきます。主な理由は次のふたつです。

経済状況の悪化

新型コロナウィルス以前から収入への不満を覚えているからこそ、この国は副業・兼業を推進してきました。景気が良いとすれば、株価を見る限り大手企業ばかりです。困窮している中小企業は数知れず。経済状況から見ても、多くの企業がWebメディアに予算をかける余裕がなくなってくる可能性は高いと考えられます

人口減少

日本人の人口が増える未来を思い描いている人はほとんどいないでしょう。人口が減れば、作り手も読み手も当然減ります。読み手が減ればWebメディアは収益が減り、その分制作コストを抑えなければなりません。不景気で副業やフリーランスの生き方が推進されてWebライターは増えていくものの、それと逆光してWebメディアはこれから減っていくということになるのです。とくにWebライターは若い人でも手軽に始められてしまうため、これからはますます競争が激化していくでしょう。

「なんでも書ける」=「誰でも書ける」

今後生き残れるWebメディアは、本当に良質な媒体だけでしょう。つまり、質の高いものを生み出せないライターは不要になるということです。質とは、日本語が綺麗に書けることだけではありません。知識と経験の集積によって生み出せるコンテンツ力も含みます。恋愛や健康などの複数のジャンルを扱っているWebメディアがあったとしましょう。質の良い恋愛記事をつくりたければ、なんでも書けるライターよりもとことん恋愛について追求してきたライターに発注したほうが当然いいでしょう。健康の記事であれば、健康だけを追求してきたライターにお願いしたほうが編集者としても安心です。

 

「なんでも書ける」ライターとは、大抵調べれば誰でも書けるような記事を生み出しているにすぎません。質の高いメディアには、誰でも書けるような記事はいりません。どこにでもある内容では、生き残っていけない時代がもうそこまできているのですから。つまり、「なんでも」よりも「1つに特化」しているほうが圧倒的に強いのです

「なんでも書ける」で生き残れるのは企業だけ

たとえば、花粉症の薬をもらうために病院を探すとしましょう。当然「耳鼻科」をに行くと思います。お腹がいたければ内科に行く。肌が荒れたら皮膚科。では、骨折したときに「なんでも治療できますよ」という医者に見てもらいたいと思うでしょうか? もし、そんな医者がいたら怪しいとすら思いませんか? なんでも治せる場所として許されるのは「総合病院」くらいです。それぞれのプロフェッショナルが在籍しているからです。個人の町医者であれば、当然ひとつの科に特化してるでしょう。

 

文章の世界でも同じです。「なんでも書ける」で許されるのは企業や編集プロダクションだけです。あらゆる分野に特化しているライターが在籍しているからです。3つも4つも専門知識をもって個人でライター活動をしているのは稀です。書ける分野の幅が広すぎるほど、浅い知識をひけらかしているようなものです。「なんでも書ける」はすごそうに見えて、実はすごくないことをアピールしているのです。

単価は上がるどころか買い叩かれて下がる一方

「なんでも書ける」ライターは、「誰でも書ける」人員のため、希少価値はありません。そのため、なかなか単価の良い仕事にもありつけないでしょう。単価の良い仕事とは、専門的なものを求められることが多いので、知識を探究をしなければ一生低単価のループから抜け出せません。結果として数をこなすだけで、自己研鑽できずに、スキルアップにもつながらないという負のスパイラルが始まります。

 

また、「誰でも書ける」ような記事を欲しい企業は、もはや誰でもいいので選び邦題。完全な買い手市場です。「なんでも書ける」ライターはただでさえ、買い叩かれやすいため、今以上に安い単価で仕事を受けざるを得ない未来しか待っていません。同じようなことをしていても、単価が上がる未来は残念ながら今の日本には期待できないでしょう。

AIにとって変わられる未来

急速なデジタル化社会ですが、文章の世界でもそれは目覚ましいものです。「GPT-3」と呼ばれる文章生成AIは、驚くべきことに、言語データからニュースのような情報を伝えるだけの文章だけでなく、シェイクスピアなどの小説の文体まで表現できてしまうのです。このAIのすごさをわかりやすく伝えているブログがあったのでご紹介しておきます。

「GPT-3」は思ってたより「やばい」ものだった。話し言葉でプログラミングまでこなすAI

 

「GPT-3」はまだ英語での実験段階です。日本語は複雑だからまだまだAIにとって変わられることはないだろうと油断していてはいけません。2016年の時点で、中部経済新聞がAIによる記事を発表しています。AI新聞記者による文章は以下のリンクより見ることができます。正直、そこらへんのライターより高度な文章を描きます。もはや執筆は人間にしかできないものではなくなりつつあるのです。「誰でも書ける」ものは、近いうちにAIにとって変わられるのかもしれません

中部経済新聞社 – AI新聞記者

強みになりそうでならない肩書き

生き残っていくためには、シンプルに得意ジャンルを身につけて、できるだけ「誰でも書ける」領域から離れていくことです。自分だけの強みならあるぞ!と自信をもってアピールするライターには勘違いが多いので、その一例を紹介しておきます。

SEOで1位を獲得

WebメディアではSEOの知識が重宝されるため、SEOライティングの知識をひけらかすライターがいます。いまやSEOはWebライターにとって必須の知識なので、過剰にアピールするとほかに取り柄がないのかと思われることもあるので要注意です。

 

また、SEOで1位を獲得していることをやけに強調する人がいます。実績としては悪いものではありませんは、SEOの成果はライターだけの力ではありません。むしろ、媒体力や企画力による影響が大きいでしょう。もし、自分が運営しているサイトでの実績であれば自信を持ってSEOの結果を紹介してもいいでしょう。

執筆スピード

よく、執筆スピードを自慢してくるライターもいます。アフィリエイト記事を大量に記事を生み出す名残はまだあるため、たくさん書いてくれる人はまだ重宝されるかもしれません。しかし、これからはWebのメディア淘汰に伴ってこれまで以上に質が重要になってきます。

 

質と速度は決して比例しません。むしろ反比例する可能性が高いです。1つの記事に時間をかけるほうがミスも減りますし、より密度の濃い内容になります。もし数が必要だとしても1人100記事依頼するよりも10人に10記事依頼したほうが良いものが書けます。同じコストでより良いものを生み出せるため、1人への発注本数はどんどん減少していくでしょう

認定〇〇やWebライティングの資格

クラウドソーシングでは、「認定ランサー」や「PROクラウドワーカー」などの「ちゃんとしているライター」を証明するかのような肩書きを用意していますが、誰でも手に入れることができます。決まった期限内に返信をしたり、ちゃんと案件をこなしたりと最低限の仕事をすれば手に入ります。Webライティング業界では最低限のことすらできない人が多いので、存在して損することのない制度ですが、強みではありません

 

また、「Webライティング〇〇検定」なる称号らしき証をひけらかすライターがいますが、わかっている人からすればこれもまた「誰でもとれる」資格です。誰でもできるものは価値が低いので、もし資格を取るのであれば、せめて管理栄養士や薬事法管理者などジャンルに特化したものにしましょう。

できれば2つ以上の専門知識を身につける

ここまでの流れを察知した賢いライターさんは1つの技術に磨きをかけます。しかし、次にはじまるのは特化した世界の中での競争です。テレビ業界を思い返してください。芸人やアイドルは数が増えてきたからこそ、本来武器である「面白さ」や「可愛さ」だけで生き残るのが難しくなっています。たとえば「芸人×キャンプ」「アイドル×政治」などふたつの武器を持った人がテレビで長く活躍していないでしょうか

 

ライターも同じです。「健康ライター」だけではもはや戦えない時代になっています。とくに若手であれば、キャリアを積んだライターに知識と経験で叶うはずがありません。ベテランに最短距離で勝つためには、戦い方を変えねばなりません。たとえば、「健康×節約ライター」なんかはありなのではないでしょうか。徹底的にお金をかけずに健康になることを追求している人がいれば、経済的に苦しくも不健康になっている世の中では需要がありそうです。

 

猛勉強をして難しい資格を1つ、2つとってライターの肩書きとして生かすのもありでしょう。しかし、必ずしもその努力が実るとも限りません。問題は需要があるかです。時代にマッチしたものでなければ仕事は舞い込んできません。世間の人々が興味を示す世界で、自分だけにしかない強みを今のうちから探求してみてください


投稿者プロフィール

編集長・清水
編集長・清水
編集プロダクション雨輝の編集長。文筆業一家に生まれ、初めて編集業務に携わったのは14歳。Webライターたちの質の低さに失望し、業界を底上げすべく2014年に編プロを設立。日々、Webと紙媒体の狭間で日本語にこだわり続ける。趣味は映画・ドラマ観賞と旅。海外ドラマを語らせたら三日三晩トークが止まらないので要注意。日本は1.5周済。ひそかに文学賞を狙っている。

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